芝浦工業大学(芝工大)は10月31日、学内のさまざまな分野でロボット関連の研究をしている研究者をまとめ、情報交換や共同研究、プロジェクト提案、国への提言などを行っていく「芝浦工業大学ロボティクスコンソーシアム」を発足させたことを発表した。

ロボット技術には、福祉・介護ロボット、案内ロボット、ロボットサービス、移動・作業ロボット、コミュニケーションロボットなどさまざまな役割と形があり、その研究も、特定の学術分野に限られることなく、機械工学、電気工学、電子工学、通信工学、情報工学、生命科学、デザイン工学などの分野でさまざまなアプローチから行われている。

同大にも多くのロボット関連の研究者が在籍しており、同コンソーシアムの設立により、1つにまとめることで、それぞれの研究分野にとどまることなく、他分野と結びつき、新しい融合領域での研究や教育が可能になるとしており、さまざまな分野の研究者が結びつくことで新しい技術を生みだし、次世代ロボットの普及を目指した実践的な研究を行っていくとしている。

なお、同コンソーシアムは2013年10月時点で、3月部10学科28名で構成されており、各研究開発のシームレス化、地域への貢献を考えた応用・サービスの実現、次世代ロボット普及へ向けたモデルケース実証、実証実験の場の社会への公開、新しい発想に基づく夢のあるロボットやシステムの創造といったことを目指した取り組みを進めていくとしている。

ロボティクスコンソーシアムのロゴマーク

ロボティクスコンソーシアムの概念図