アドビ システムズは、米Adobe Systemsが高度なセキュリティ侵害を受けたと発表したことを受け、同社のコーポレート・コミュニケーションブログ「Adobe Japan Corporate Communications Blog」およびカスタマーサポートページにて、「お客様情報のセキュリティに関する重要なお知らせ」を公開した。
米Adobe Systemsは10月3日(現地時間)、同社のネットワークが不正アクセスを含む高度な攻撃にさらされたことにより、290万人の顧客情報やAdobe ColdFusionのソースコードが閲覧された可能性があると発表している。アクセスされた情報には顧客名、暗号化されたクレジットカードまたはデビットカードの番号、有効期限、さらに顧客注文に関するその他の情報も含まれるというが、現時点ではクレジットおよびデビットカード番号の暗号化が解除された可能性は低いと見られている。
今回同社が公開した「お客様情報のセキュリティに関する重要なお知らせ」では、これらの事態に体する同社の予防策をいくつか掲載しており、顧客にもAdobeパスワードのリセットなどを呼びかけている。なお、同社はこの事態に関わると思われるカード情報を持つ顧客に対し、個人情報の誤使用を防ぐ手段を記載したお知らせを郵送するとしており、さらにこれらの顧客にはクレジットモニタリングサービスを1年間無料で利用できるオプションも提供するという。詳細については、同社のコーポレート・コミュニケーションブログまで。Adobeパスワードのリセット方法はカスタマーサポートページを参照のこと。
