Q:母国に買っていくと喜ばれる、日本ならではのデザインのお土産は?

帰省や旅行ではほぼ必ず購入したくなるお土産。この風習は多くの国でも共通で、日本在住の外国人のひとたちも、母国に帰省する際には日本ならではのデザインが施されたお土産を持っていくようです。果たして、どんなモノが人気なのでしょうか。

今回は日本に住む20人の外国人に、「母国に買っていくと喜ばれる、日本ならではのデザインのお土産」を聞いてみました。

・お菓子のパッケージのデザインが良いです。(インドネシア/40代前半/女性)
・日本のお菓子(ペルー/40代前半/女性)
・八ツ橋(チュニジア/40代後半/男性)
・白い恋人(台湾/40代前半/男性)

チョイスの幅が広い「お土産」というお題はかなり票がばらついたのですが、お土産の定番・お菓子を挙げる人が最も多かったです。パッケージデザインを評価する声は嬉しいですね。また、京都の「八ツ橋」、北海道の「白い恋人」など、ご当地の銘菓をご指名買いする人もいました。

・漢字の文字のはいったTシャツ。(マリ/30代前半/男性)
・扇子(ブラジル/30代後半/男性)

また、こちらも海外向けのお土産の定番として知られている「日本」を象徴するお土産類。漢字がデザインされたTシャツは日本人から見ると少し不思議な感じがしますが、外国の人たちから見れば、英語をはじめ各国の文字をあしらったTシャツがそれに当たるのでしょうね。扇子のような日本ならではの小物もウケがよいようです。

・日本ならではのデザインと言えば、和柄の布の製品です(ロシア/20代後半/女性)
・和柄のハンカチ。(ドイツ/30代後半/男性)

和柄の布を支持する声も上がりました。先日伊勢丹が55年ぶりにリニューアルしたタータン柄は、もともとスコットランドのテキスタイルデザイン。これ以外にも、テキスタイルデザインはその国ならではのものが多く見られます。だからこそ、例えば千鳥柄や桜の柄の布小物は、外国の人たちの心を打つのだと思われます。

・着物(シリア/30代前半/男性)
・浴衣(フィリピン/40代前半/女性)

布に関連して、着物や浴衣といった、日本の民族衣装ともいえるものをお土産として持っていく人も。色柄はもちろん、洋服とは異なる着方や見た目の珍しさも人気の要因かもしれません。

・日本の人形、お箸(イラン/20代前半/女性)
・和柄の箸、茶わん(韓国/30代後半/女性)
・いろいろありますが、日本の人形とお茶コップは一番です。(トルコ/20代後半/男性 )

お箸や茶わんなどの日本の食器は、さまざまな国の人たちの支持を集めていました。やはり日本ならではのデザインの雑貨は人気です。トルコの男性の「お茶コップ」というのは湯飲みのことでしょうか。そして、日本人形もお土産の定番として支持を得ているようです。

・デザイン性の高いおもちゃ、小型のデジカメやガジェット全般。(オランダ/30代前半/男性)
・新しいゲーム機。(ギリシャ/30代前半/男性)

最後に紹介するのは、これまで触れてきたモノたちより少し"今風"のチョイス。デジタルカメラは年々小型化が進んできており、日本企業発のデジタルガジェット、そしてゲーム機も、さまざまな種類が発売されています。日本ならではの機能が搭載された機種も多いので、お土産にはうってつけかもしれません。

こうして聞いてみると、お土産に関してはやはり、和のテキスタイルや漢字、デジタルガジェットなど、新旧問わず日本を象徴するようなモノが外国で喜ばれているといるようです。具体的なモノの名前もいくつか出ているので、日本から外国へ行く際のお土産を選ぶ際の参考にもなりそうです。