アドビ システムズは、スクウェア・エニックスのWebブラウザ向けソーシャルゲーム「スクエニ レジェンドワールド」が同社のWeb開発ツールを用いて制作されたことを、同社の公式ブログ「Adobe Japan Corporate Communications Blog」にて発表した。

アドビ システムズ公式ブログ「Adobe Japan Corporate Communications Blog」

「スクエニ レジェンドワールド」は、リッチな3D表現をブラウザ内のソーシャルゲームに採用したFlashコンテンツ。アドビのWeb開発ツールを使用することで、従来のコンソールゲーム(家庭用ゲーム)開発の資産と、Webで培われたFlash制作環境や経験を効果的に統合し、高い品質の表現をソーシャルゲームの一部として運用できる体制を構築したという。

また、実行環境にさまざまなPCブラウザでの3D表示を実現する「Adobe Flash Player」を採用したことで、ゲーム利用者の約8割が3Dバトルを体験できる環境を提供。さらに、低スペックのPCでも遊べる2Dのバトルモードも用意した。そのほか、Flash Player 11から新たに搭載された「Stage3D」ではPS2やWiiレベルの表現が可能だが、単純な品質追求は操作性の悪化につながりかねないため、検証ツール「Adobe Scout」を使用して細かな情報を取得することでパフォーマンスを最適化した。なお、このコンテンツの詳細は、HTML5やFlashの活用事例を紹介するWebページ「Adobe HTML & Flash Gallery」にて見ることができる。