東京都・渋谷のBunkamura Galleryにて、日本漫画界の巨匠2名の作品を展示する「手塚治虫・松本零士版画展 ~2大巨匠の周年祭~」が開催される。開催期間は8月7日~14日(会期中無休)、開館時間は10:00~19:30。入場無料。

手塚治虫「ロボット大集合」版画 53.0 ×45.5cm

松本零士「メーテル・永遠に」版画 60.6 ×50.0cm

同展では、日本漫画界の2大巨匠といえる手塚治虫と松本零士の、主に版画を中心とした作品の展示・販売を行う。最近では、手塚治虫の初期の代表作「メトロポリス」や「有尾人」など4作品(計9枚)の未発表原稿を松本零士が発見したことでも話題になった両名にとって2013年は節目の年にあたる。手塚にとっては「鉄腕アトム」アニメ版(フジテレビ系)の50周年と「ブラック・ジャック」連載の40周年、松本にとっては画業60周年を迎える年となり、これを記念する意味もこめて、同展が開催されるに至った。

また、手塚作品の代表作の中で今までに版画化されていないものや、松本の直筆サインとシリアルナンバーが記された限定版画なども見ることができる。販売予定の版画は、手塚治虫作品では「ブラック・ジャック」、「鉄腕アトム」、「ジャングル大帝」、「リボンの騎士」、「火の鳥」、「どろろ」、「三つ目が通る」、「ユニコ」ほか。松本零士作品では「銀河鉄道999」、「宇宙戦艦ヤマト」、「キャプテンハーロック」、「1000年女王」、「セクサロイド」、「男おいどん」ほかとなっており、松本作品に関しては描き下ろし原画やセル画も出品され、9月7日より全国公開される映画『キャプテンハ-ロック』オリジナルグッズの先行販売も行われる。