三菱電機インフォメーションテクノロジーは7月23日、DWH/BI用途製品「データ分析フレームワークAnalyticMart」の分析データベースを用いたデータ分析クラウドサービス「AnalyticMart on Demand」を、8月26日より販売開始すると発表した。

「AnalyticMart on Demand」は、売上データやインターネットの接続履歴などビッグデータを蓄積して分析する環境をサービスとする、クラウド型のデータウェアハウス・サービスで、提供開始される新サービスは、「AnalyticMartプラットホームサービス」、「AnalyticMartレプリケーションサービス」、「AnalyticMartレポートサービス(受託集計サービス)」の3種。

「AnalyticMart on Demand」

「AnalyticMartプラットホームサービス」は、スモールスタート可能でデータ分析システムを構築できる環境をクラウドサービスとして提供する。また、分析用データベースは、高速・高圧縮の分析データベース(AQL)を提供し、蓄積データは約10分の1に圧縮して保存する。同社によれば、1億件を約3秒で検索できるという。初期費用は67万円から、月額費用は19万円から。

「AnalyticMartレプリケーションサービス」は、AQLの複製をクラウドサービス上に作成し、BCP対策などの可用性向上、検索の負荷分散が可能。初期費用は43万円から、月額費用は18万円から。

「AnalyticMartレポートサービス(受託集計サービス)」は、省エネ法で毎年提出が義務付けられている「定期報告書」に記入する必要のある事業所ごとのエネルギー使用量を、同社がデータ集計処理し、事業所ごとのエネルギー使用量などの集計データを月次、年次で提供する。初期費用は46万円から、月額費用は11万円からとなっている。