メタデータは2013年7月18日、5月から出荷を開始したオンプレミス版のビッグデータ・テキスト解析サーバソフトウェアのうち、高精度ネガポジ解析API、感情解析API、5W1Hメタデータ抽出APIが、PSソリューションズによって採用されたことを発表した。

ビッグデータの活用や不定形テキストデータの解析などが、マーケティング分野などで重要視されつつある。しかし、例えば1つの短いコメント(Twitterのつぶやきなど)を解析するコストが5~10円にもなるなど、大量のデータ処理は高額になりがちで、また時間がかかったり精度が悪かったりなど、幾つもの課題があった。

メタデータのネガポジ解析APIは、クチコミのトーンがネガティブ(批判的)かポジティブ(好意的)かの度合いを-3.00~+3.00の値で判定することができる。また感情解析APIは、"喜び-悲しみ"、"好き-嫌い"、"怒り-怖れ"の度合いを同様の値で判定できる。さらに、仮定的な表現がされている場合には断定時の値をキャンセルするなどのロジックで、解析の精度を高めている。

PSソリューションズは、7月23・24日に東京で開催される「SoftBank World 2013」にて、デモンストレーションを行う予定。ビッグデータ・テキスト解析サーバソフトウェアの内部オプションを活用した「動詞-名詞の係り受け連鎖図」により、世界文化遺産となった「富士山」をとりまく人々の認識、イメージを図解する。このほか、Twitterのつぶやきがネガティブ(批判的)かポジティブ(好意的)かをリアルタイムでiPadにグラフ表示するアプリケーションや利活用のイメージを体験することができる。

富士山を中心にツイート中の動詞-名詞の連鎖を図解した