新日本無線は6月20日、脈拍検出に最適な緑色LED(発光波長570nm)とフォトトランジスタを1つのパッケージに搭載したフォトリフレクタ「NJL5303R」を発表した。

現在、脈拍の検出は、光方式では主に近赤外光を用いて血流を測定しているが、同製品では緑色の570nm発光波長を採用することで、より高い感度での測定ができ、S/N比の向上が可能になるとする。また、緑色LEDとフォトトランジスタを1.9mm×2.6mm×0.8mmのCOBパッケージに搭載し、反射型センサとすることで、測定部位の自由度を高めることが可能となり、ウェアラブルエレクトロニクスや既存の脈拍計の概念を超えるさまざまな機器への搭載の可能性が拡がるとしている。

なお、サンプル価格は250円で、すでに、サンプル出荷を開始している。

新日本無線の緑色LEDとフォトトランジスタを1パッケージしたフォトリフレクタ「NJL5303R」