富士通は4月30日、同社子会社で半導体事業を行う富士通セミコンダクター(FSL)のマイコン・アナログ事業ならびに関連する棚卸資産についてSpansionに売却する最終契約を締結したと発表した。
SpansionはFSLの買収について、最先端の組み込みフラッシュ技術を必要とするSoCソリューション市場での事業拡大を目指す戦略に沿ったものとしており、優れた人材・知的財産ならびにマイコン・アナログ製品の獲得により、車載、産業、民生市場における組込型システムの要求を一貫してサポートすることが可能になると、そのメリットを述べている。
なお、同買収はいくつかのクロージング条件を満たすことが前提となっており、2013年4月末段階では2013年7月~9月の間に完了する見込みだという。