英ARMは4月23日(現地時間)、2013年第1四半期(Q1)の業績を発表した。IFRS(国際財務報告基準)ベースでの売上高は2億6400万ドルで前年同四半期と比べ26%の成長。税引き前利益も1億400万ドルと前年同四半期比28%増と、大幅な増収増益となった。営業利益率は38.1%(前年同四半期36.5%)。

非IFRSベースでは、同売上高に対し、税引き前利益1億3900万ドル。営業利益率では50.5%(前年同四半期44.5%)となっている。

同社は成長の要因として、Cortex-Aプロセッサ、ARMv8アーキテクチャ、Maliグラフィクス・プロセッサ、big.LITTLEテクノロジーといったロイヤリティの高いライセンス契約が伸びたことを挙げている。

ロイヤリティ収入の増加は半導体業界全体の成長率を上回っており、スマートフォンやタブレットの高い市場成長率の波に乗っているといえる。

また、ArtisanフィジカルIPソリューション部門も前年比で24%の売上増加を果たしており、ARM全体の好調さが伺える四半期業績発表となった。