計測機器大手Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは4月2日、エレクトロニクス業界および教育機関に最適な5.5桁デジタルマルチメータ「Agilent 34450A」を発表した。

同製品は、毎秒190回の測定が可能なベンチトップ型デジタルマルチメータで、DCV確度は0.015%を有する。USB 2.0、RS232、GPIB(General-Purpose Interface Bus)などのインタフェースを装備(GPIBはオプション)しており、パソコンへのデータ転送も容易となっている。

オプションメモリで、最大5万件のデータが保存可能。1秒に1回ずつ測定を行う場合、14時間ものデータを保存できる。データをヒストグラム表示することにより、その場で簡易データ解析も可能なため、日々の業務を簡素化することができる。

さらに、2つの測定値を同時表示することができ、11種類の測定機能が搭載されている。また、視野角160度の見やすい有機EL(OLED)ディスプレイと1ページメニューで、測定機能も簡単に設定することが可能。コード互換モードにより、一部の他社製デジタルマルチメータ用測定プログラムも簡単に34450A用に変換できる。

なお、価格は8万3720円(税別)から。すでに販売・出荷を開始している。

アジレントの5.5桁デジタルマルチメータ「Agilent 34450A」