日本デジタルオフィスは、日本マイクロソフトと協力して、スマートフォン、PC、タブレット向けのコミュニケーションツール「coco-do」(ココ ドゥー)を開発し、3月25日より、日本語版と英語版を提供開始すると発表した。
coco-doは、2011年3月18日より日本デジタルオフィスが提供している、ボイス対応被災時緊急連絡用アプリ「J!ResQ」(ジェイ レスキュー)の最新版で、用途や機能の拡充に合わせて今回名称を変更した。
J!ResQは、日本デジタルオフィスが東日本大震災の直後に日本マイクロソフトと連携して開発し、地震などの災害発生時に家族や友人に無事を伝えたり、安否情報を確認したりする機能があるが、災害時にスムーズに操作し活用するのが難しいという課題があった。
日本デジタルオフィスでは、日本マイクロソフトによるクラウドサービス「Microsoft Windows Azure」の無償提供や技術協力のもと、J!ResQを再設計し、LINEやFacebookなどのSNSと連携するコミュニケーションツールとして毎日の生活や仕事で利用でき、災害時にはそのまま安否情報の発信・確認に活用できるツールとしてcoco-doを無償で提供する。
「coco-do」は、スマートフォンやPC、タブレットなどの機器において、地図やWebサイト、写真を手書きやペンで自由に加工し、音声を付加して、SNS投稿やメール送信ができるコミュニケーションツール。coco-doが送信した位置情報と音声のデータは、Windows Azure に蓄積されるため、予めグループ登録を行うことで家族や友人の投稿履歴を地図上に表示する機能なども利用できる。
また、手書きによる矢印やコメント、音声などとともに、手軽に自分の所在地や友人との集合場所などを伝えられ、所在情報の共有が行える。
そのほか、撮影した場所のGPS情報を発信することで、発信地とその状況を手軽にシェアでき、普段の生活で気になった場所の様子を共有するだけでなく、営業社員が訪問先を記録し上長への報告に利用したり、災害時に各地の状況を写真とメッセージ、位置情報とともに報告したりできる。
予めグループIDやパスワードなどを登録しておくことで、そのグループに所属するメンバーの最新の所在や各個人の位置情報・投稿情報をスマートデバイス上で閲覧できるグループビュー機能も搭載する。
アプリは、Windows 8のPCやタブレットを利用の場合はWindowsストアから、iPhone/iPadの場合はApp Storeからダウンロードできる。