リゾート運営をてがける星野リゾートは3月15日、三菱地所が進める「丸の内再構築プロジェクト」の一環に位置する場所での「星のや 東京」の開業に向けた準備を開始したと発表した。同社がグジュアリーブランドとして位置づける「星のや」として、京都、軽井沢、沖縄の竹富島に続く施設となる。

星のや 東京は、同社が培ってきた日本旅館本来の運営手法を活用し、都市ホテルの新しい運営方法を実践する計画だという。

施設はオフィスビルとの複合型ではなく、独立型のホテル。主に低層建築が多い観光地の施設とは異なる、18階建ての高層建築に対して"塔状の旅館"という概念を設定。外壁には江戸小紋の考え方を導入し、建物全体のデザインを重箱をモチーフとして和を表現するなど、日本旅館のモダンなデザインを展開するという。

計画では、東京都千代田区大手町1丁目に地上18階・地下3階で客室数84室の施設を建てる予定で、工期は2014年度から2016年度にかけて。