東京大学(東大)生産技術研究所と神戸製鋼所は3月5日、共同で開発を進めてきた、乗降位置可変型ホーム柵「どこでも柵」のフィールド試験を実施することを発表した。
同試験は西武鉄道の協力を得て実施されるもので、2013年6月ころから実際に運行している西武新宿線新所沢駅1番ホーム後端部にて開始される予定。
どこでも柵は、安心安全な鉄道を目指してホームドア・ホーム柵などの普及を図るために開発が進められている扉だけでなく戸袋も移動することであらゆる車両のドア位置に対応できるシステム。これにより、既存車両の扉位置などを変更することなく、あらゆる駅でホームドアなどの利用を可能とするほか、定位置停止装置を導入しなくても済むようになり、投資費用の削減という利点を得ることも可能になるという。