日立ソリューションズは、監視カメラと顔認識技術を利用し、顧客誘導や客層分析など、店舗販促に活用可能な「デジタルサイネージソリューション」を4月1日から提供開始すると発表した。

このソリューションでは、顔認識技術で性別、年齢層を識別する「デジタルサイネージ視聴者測定システム」において、商業施設の監視用カメラとして導入が進むネットワークカメラへの対応とタッチパネル型デジタルサイネージの操作ログとの連携機能によって顧客誘導や客層分析を実現する。

具体的には、商業施設の入り口などに設置されるネットワークカメラで撮影した画像の顔認識により、性別(男性、女性)、年齢層(10歳刻み)を識別し、来場者の属性分析をタイムリーに行うことで、客層に応じたイベントやキャンペーンの案内などをデジタルサイネージに表示する。

また、売り場にフロアガイドとして設置されたタッチパネル型デジタルサイネージの操作ログと「デジタルサイネージ視聴者測定システム」の測定情報を連携させることで、利用者の属性(性別、年齢層)に適したおすすめ商品や売場案内を提供し、購買率アップへとつなげる。

顧客誘導と客層分析が可能なデジタルサイネージソリューションの構築例

さらに企業は、このような収集した属性データや操作ログをPOSデータなどと関連させながら一定の期間、分析した結果を来場者のニーズに合致した商品や店舗の企画立案に役立てることができるという。

価格は、1カ月当たり34,650円/カメラ~(1年契約の場合)。