シャープは12月25日、変換効率33%を達成した、ディスプレイ光源用高輝度赤色半導体レーザ「GH0641FA2C」を開発したことを発表した。
同製品は、材料の組み合わせや構造を最適化することにより、光への変換効率を33%に向上したほか、光ディスクDVD/CD用途で培った独自技術により、業界最高水準の最大光出力150mWを実現している。
また、しきい値電流(typ.)は55mA、動作電流(typ.)は182mA、動作電圧(typ.)は2.5V、ピーク発振波長(typ.)は642nm、ビーム広がり角(typ.)は平行が9、垂直が17となっており、同社としては適用分野として、主にヘッドアップディスプレイや小型プロジェクタとしている。
2013年1月31日よりサンプル出荷を開始し、同3月29日より量産出荷を開始する予定。サンプル価格は5000円で、量産規模は月産1万台を計画している。