東芝は9月13日、ARMの「Cortex-M4」を採用したデジタル一眼レフカメラなどに適した汎用マイコン「TMPM440FEXBG/TMPM440F10XBG」2品種を発表した。
同製品は、ARMコアとして「Cortex-M4」を採用することで、ほとんどの演算命令を1サイクルで実行することを可能としたほか、一部の演算命令(積、積差、積和)に関しては、SIMD(Single Instruction Multiple Data)に対応している。
また、独自のコプロセッサ「PSC」が専用動作を処理することで全体処理能力の向上と、CPUの演算タスクを分散させることができるため、低消費電力化を実現することが可能。さらに、低消費電力化や読み出し性能が向上した「NANO FLASH」を採用しており、最大動作周波数100MHz動作で、ランダムアクセスにおいても、Non Wait Accessを実現している。これにより、様々なアプリケーションにおいてもプロセッサの能力を最大限に発揮し、実行速度の向上とリアルタイム性能が向上する。
モータ制御に必要なタイマである16ビットタイマは、最大24チャネルのPPG出力が可能で、多相出力が必要なステッピングモータやDCモータなどに接続可能。また、他ICとの通信に必要なシリアルインタフェース類では、最大12チャネルを搭載し、各種センサとの通信、メインLSIとの通信、非同期通信(UART)など、用途に合った様々な使用方法が可能となっている。
この他、1.0μsの高速変換可能な12ビットA/Dコンバータ(ADC)を3ユニット搭載し、合計20チャネルのアナログ入力端子が使用できる。これにより、各種センサから取り込んだアナログ値を高速に処理することが可能という。
なお、パッケージは11mm角のVFBGA289。サンプル価格は900円。12月よりサンプル出荷を開始し、2013年9月より量産を月産100万個で開始する予定。