モレスキンとEvernoteは、手描きの情報をEvernoteに取り込むためにカスタムされた「Evernote スマートノートブック by Moleskine」を発表した。出荷予定は10月上旬、価格はラージサイズが3,150円、ポケットサイズが2,205円。

同製品は、モレスキンに書いたアイデアやスケッチをデジタル化して、Evernoteに取り込むためにデザインされたもの。ノートブックの罫線は「Evernoteルールド(横罫)」と「Evernoteスクエアード(方眼)」の2種類で、どちらも、データ読み取りに最適なドットで罫線が構成されている。ラージとポケットの2サイズが用意されているため、製品の種類としては計4種類となる。

ノートブックの罫線

Evernoteモバイルアプリ「Evernote for iOS」を使ってノートブックのページを撮影すると、デジタル化された内容をEvernoteに保存し、タグを付けて整理することができる。「Evernote for iOS」最新版から搭載されたページカメラ機能を使うと、傾き補正やコントラストの自動調整が行われ、ノートブックに書いた内容が補正された状態で画像になる。

表紙のハードカバーには、PCや文具、カメラなどとともに、中央部にEvernoteの象のロゴマークを型押しでデザインし、ゴムバンド、しおり、拡張ポケットの補強クロス地は、Evernoteのテーマカラーと同系統の明るいグリーンで統一されている

付属品の「スマートステッカー」を取り込みたいページに貼りつけてページカメラ機能で取り込むと、関連づけられたタグが自動的につけられる。アプリを使って、各ステッカーで認識させたいタグを任意の設定にすることも可能

この製品には、3カ月分のEvernoteプレミアムアカウント無料コードが付属している。そのため、1カ月にアップロード可能な容量が1GBになり(無料版は1ヶ月間に60MB)、手書き文字認識やタグ付けによる検索性の向上や、モバイル版アプリロック機能などが体験できる。無料コードの期限終了後は無料アカウントに移行するが、保存したデータには影響なく使用し続けることができるという。

日本国内の予約受付は、モレスキン公式Webショップ限定で行われている。東京・有楽町ロフト内に9月1日からオープン予定の「ショップインショップ」でも、Webショップの出荷と同時期である10月上旬から販売される予定だ。なお、当面は前述の2店舗限定の取り扱い商品となり、量販店などでの発売は2013年3月ごろを見込んでいる。