計測機器大手Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは、DDR4メモリ測定用としてFuturePlus Systemsのプローブをサポートすると発表した。
ロジックアナライザ「U4154A」向けに、FuturePlus Systems製のDDR4 DIMMおよびSO-DIMMインターポーザをサポート。「U4154A」の機能や性能を引き出し、DDR4メモリのロジック解析、プロトコル解析など幅広く対応する。
DDR4メモリ用インターポーザは、JEDEC規格DDR4 DIMMおよびSO-DIMMソケット上のアドレス信号、コマンド信号、コントロール信号、データ信号をU4154Aロジック・アナライザ上で簡単に解析できるもの。DDR4メモリバスの各種デバッグや評価機能を持つ。また、「U4154A」は、バスレベルの解析からシグナルインテグリティ(信号純度)の解析まで対応する。
DIMMインターポーザ「FS2501B」は、ユーザーのDDRメモリ対応機器に影響を与えることなく「U4154A」に接続できる製品で、DDR4/2133 1.2Vのアドレス信号、コマンド信号、コントロール信号、データ信号を捕捉することが可能。SO-DIMMインターポーザ「FS2502B」は、DDR4 SO-DIMM対応機器に影響を与えることなく「U4154A」に接続できる。
FuturePlus Systemsは、DDRメモリ規格の誕生当初から、アジレントのロジックアナライザに対応するDDRメモリバスインターポーザを提供してきた。FuturePlus SystemsのDDR4製品は、ゲーム機器、サーバ、スーパーコンピュータ、高解像度テレビ、ノートパソコン、デスクトップパソコン、モバイル端末などで使われるDDR4 DIMMおよびSO-DIMMメモリシステムの障害解析やバス機能のパラメトリック試験などに使用されているという。