Alteraは7月10日(現地時間)、複雑性を軽減する40/100ギガビット・イーサネット(GbE)の最新IPコアの提供を開始すると発表した。

今回、新たに追加されるメディア・アクセス・コントロール(MAC)、およびフィジカル・コーディング・サブレイヤ+フィジカル・メディア・アタッチメント(PCS+PMA)サブレイヤIPコアは、チップ—光モジュール間、チップ間、バックプレーン・アプリケーションなど、極めて高い転送レートのイーサネット接続を必要とするシステム構築時に効果を発揮する。これらの IPコアは、IEEE 802.3ba 2010 に準拠し、同社のFPGA「Stratix V」およびFPGA「Stratix IV」上に 40GbE/100GbE接続を統合する際の複雑性を軽減するという。

これらのIPコアは、40/100GbEのシステム・レベルのスループットを保証し、生産性を向上させるとともに、デザインの抽象化レベルを高めることができる。40/100GbE MACおよびPHY IPコアは、前世代のイーサネット・システムと論理的に互換性のあるシングル・パケット・ベースのチャネルで構成されたインタフェースを提供する。これらのIPコアは、最大28.05Gbpsおよび14.1Gbpsのデータ・レートで動作するトランシーバを内蔵する同社のFPGA「Stratix V GT/GX」、ならびに最大11.3Gbpsのデータ・レートで動作するトランシーバを内蔵するFPGA「Stratix IV GT」でサポートされている。「Stratix」シリーズは、高集積、高性能、高機能セットの組み合わせにより、より多くの機能を統合し、システム帯域幅を最大限に高めることができる。

40/100GbE IPコアは、同社Webサイトからダウンロード可能となっている。また、これらのIPコアは先日発表された開発ソフトウェア「Quartus II ver.12.0」との互換性を有している。

40/100ギガビット・イーサネット (GbE)の最新IPコアのイメージ