気象庁は7月12日、毎年公表している「気候変動監視レポート」について、2011年の気候、海洋、大気環境の観測や解析結果をまとめた「気候変動監視レポート2011」を公開した。同庁のWebサイトで全文が閲覧可能となっている。

2011年版では、昨年、日本の経済にも大きな影響を与えたインドシナ半島の異常気象の解析結果を従来より充実させたほか、新たに桜の開花日の経年変化や、北半球の積雪域面積の経年変化についても掲載している。

レポートは3章構成で、1章では世界や日本の天候・異常気象、2章では気温や降水量の長期変化傾向といった気候変動、3章では温室効果ガス、オゾン層・紫外線の変動などが扱われている。

発表資料より桜の開花日の経年変化と北半球の積雪域面積の経年変化