Analog Devices(ADI)とTaiwan Semiconductor Manufacturing(TSMC)は、新たなアナログ半導体向け技術プラットフォームを共同で開発したと発表した。

同プラットフォームは0.18μm 5Vプロセスで、これによりA/DおよびD/Aコンバータ、電力制御装置、オーディオコーダ/オーディオデコーダなどの製品のアナログ性能を向上させることが可能になると両社では説明している。

従来プロセスと比べ、一桁異なるノイズ性能、70%少ないスタンバイク電流、50%高いリニアリティおよび50%高いコンデンサと抵抗のマッチングを実現することが可能になるとのことで、すでにADIのCAN向けトランシーバやHART(Highway Addressable Remote Transducer)モデムIC、心電図(ECG)向けAFE(アナログフロントエンド)、デジタル式ポテンショメータ、オーディオ・コーデックなどに採用済みだという。