NTTは6月6日、OpenFlowとクラウド技術によって、仮想ネットワークとDaaS(Desktop as a Service)を高度に統合・連携させる技術を開発したと発表した。これにより、企業などのICT環境をオンデマンドかつセルフサービスで簡易に拡張できるサービスが実現できるという。
具体的には、クラウドコントローラからOpenFlowを用いた仮想ネットワークコントローラを制御することで、物理ネットワーク上に論理的に独立な仮想ネットワークを作成することが可能になった。これにより、仮想サーバの作成、仮想サーバの仮想ネットワークへの接続といったICT環境の構成に必須の作業の自動化が実現される。
クラウドコントローラによる仮想ICT環境の作成や仮想デスクトップの接続と権限の管理は、Webベースのインタフェースによって簡易な操作で行える。
今回開発された技術によって、「ユーザー拠点を柔軟に接続し、どこからでも接続可能とするネットワークサービス」や「オフィスなどのICT環境をまとめてクラウド化するネットワークサービス」が実現できるようになる。