National Instruments(NI)の日本法人である日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は5月15日、新たなNIシングルボードRIO(reconfigurable I/O)として4製品を発表した。

4製品の型番は「NI sbRIO-9623」「同9626」「同9633」「同9636」で、メモリ、RAM、アナログ入力分解能、アナログ出力分解能、デジタル入出力、デジタル入出力(RIOメザニンカード:RMC)の有無で区分けされる。

いずれもFreescale Semiconductorのマイクロコントローラ「MPC5125YVN400」とXilinxのFPGA「Spartan-6(XC6SLX45もしくは同25)」、アナログおよびデジタルI/Oとその他周辺機能を搭載しておりカスタム組み込み制御/監視アプリケーションの作成が可能。また、NI LabVIEWを使用してFPGAなどにカスタムI/Oを実装することも可能だ。

さらに、RMCを用いることで、FPGAデジタル入出力(DIO)ラインとプロセッサが持つ特有の機能にカスタムドータカードを直接アクセスさせることができ、これらを活用することえシステム全体の設計に対する労力を減らすことが可能となり、差別化のポイントとなるI/Oやアプリケーションのカスタム部分に焦点を絞った開発が可能になると同社では説明している。

左の4枚のボードが今回発表されたNIシングルボードRIO。インタフェースなどが異なっている。右がそれぞれのボードの概要