On Semiconductorは5月9日、車載向け集積型スイッチングバックレギュレータ「NCV890100/101/130/131/200/201/231」の7品種を発表した。
同製品群は、内部電源スイッチを備え、スイッチング周波数2MHzで動作する。2MHzの動作周波数により、入出力のフィルタには小型で安価なインダクタとコンデンサを使用できるという。「NCV890101/131/201/231」はスイッチング周波数を外部クロック・ソースに同期させることができる。
今回の製品は、定スイッチング周波数を維持しながら18V入力を最小3.3Vに、16V入力を最小2.5Vに変換できる。4.5V~36Vの電圧範囲で動作可能で、最大40V(890x3xバージョンは45V)の負荷ダンプに耐えることができ、過酷な自動車の始動・停止やコールド・クランク状態の対応に最適という。「NCV890100/101/130/131」はピーク出力電流が1.2A、「NCV890200/201/231」は同2Aを供給する。
なお、7品種は、いずれもAEC Q100の認定済みで、PPAP(Production Part Approval Process)に対応している。パッケージは、RoHS準拠の DFN-8/10、SOIC-8。価格は2500個注文時で1.13~1.50ドル。