Intersilは4月19日、非反転および反転オペアンプの設計に対応した支援ツール「iSim v4.1」を発表した。

従来の「Active Filter Designer」をベースとしたもので、2つのツールにより、市販または既存の基板や回路が混在する際の再設計が不要となる。最大6つの入力インタフェース・オプションを持ち、要件に最適なデバイスを選出する機能、完全な回路生成機能、迅速なシミュレーション機能を提供する。

また、デバイス選択フローと設計アルゴリズムにより、プロセスの各ステップで操作手順が示されるため、容易に確実なソリューション設計が可能となる。入力インピーダンス・マッチングおよびDCブロッキング機能も利用できる。さらに、非線形動作を回避しながら目標帯域幅を実現するため、ガードバンド帯域幅とスルーレートの設定により、オペアンプの選別も可能となっている。

「iSim」では、出力ノイズ、入力バイアス電流、出力オフセット電圧、スルーレート制限などの多数の二次効果を考慮した設計を可能にする。設計完了後は、小信号AC応答、ステップ応答、出力ノイズのシミュレーションができる。各ツールで迅速な再設計機能がサポートされており、オプションとして部品推奨値も変更可能。さらに、このオンライン設計支援ツールで生成した回路図をダウンロードし、デスクトップ・シミュレータ「iSim:PE」の利用できる。