日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)は、通算32冊目となるデザイン年鑑『Graphic Design in japan 2012』の掲載作品選考会にて選ばれた、「第14回亀倉雄策賞」「JAGDA賞2012」「JAGDA新人賞2012」の受賞作品を発表した。
「亀倉雄策賞」は、JAGDA初代会長・亀倉雄策氏の功績をたたえて1999年に創設された賞で、出品作品の中から最も輝いている作品とその制作者に授与される。また、「JAGDA賞2012」は特に優れたデザイン数点に贈られる賞、「JAGDA新人賞2012」は39歳以下の有望なデザイナーに贈られる賞となっている。各賞の受賞作品は以下のとおり。
第14回亀倉雄策賞(1作品)
- 澁谷克彦:化粧品会社のイメージポスター「SHISEIDO」(cl:資生堂)
JAGDA賞2012(7作品)
- ポスター 「服部一成二千十年十一月」(出品者:服部一成)
- ジェネラルグラフィック 「エアボンサイ」(出品者:工藤“ワビ”良平/中西 "サビ"一志)
- VI 「ブックエキスプレス」(出品者:菊地敦己)
- ブック・エディトリアル 「フィリップ・ワイズベッカー作品集」(出品者:葛西 薫)
- パッケージ 「資生堂パーラー銀座本店ショップ限定品」(出品者:仲條正義)
- 環境・空間 「工藤青石展 形と色と構造の感情」(出品者:工藤青石)
- 複合 「LOUIS VUITTON FOREST BOX」(出品者:永井裕明)
JAGDA新人賞2012(3名)
- 池澤 樹 (東急エージェンシー 勤務)
- 小野勇介 (博報堂勤務)
- 髙谷 廉 (AD&D 主宰)
今回の選考会では、出品総数2,484作品のうち、582作品(入選者数181名)を入選としている。なお、同書の発刊に合わせ、東京ミッドタウン・デザインハブにて年鑑作品展「日本のグラフィックデザイン 2012」も開催される予定とのこと。日程は未定。