米Integrated Device Technology(IDT)は、特許を取得しているピエゾ電圧の微小電気機械システム(pMEMS(TM))を用いることで低消費電力を実現し、多出力を可能にしたPLL(位相同期ループ)クロックジェネレータを開発したと発表した。これにより、産業、クラウド・コンピューティング、モバイルなど、多くの汎用アプリケーションの設計の軽減を図ることが可能となる。

同社のCrystalFree pMEMS共振器を備えた、このデバイスファミリは、最大200MHzの2つの独立したシングルエンド出力周波数を提供しており、システム設計者の作業の削減やテスト費用の低減が可能となる。また、低消費電力PLL技術との組み合わせにより、競合デバイスより消費電力を最大75%低減することが可能だ。

なお、同製品はすでに特定顧客に対してサンプル出荷を開始している。

IDTの微小電気機械システムを採用したクロックジェネレータ