アドビ システムズは31日、コンシューマー向け写真ソリューション「Adobe Carousel」の提供を、iTunes App StoreとMac App Storeにて開始した。WindowsとAndroidのサポートは、2012年上半期中を予定。

iPhone版のキャプチャ画像

Carouselは、クラウドベースのスマートメッシュ技術を経由して、写真の表示・閲覧・補正・共有が行えるサービス。iPad、iPhone、iPod touch、およびMac OS向けのクライアントアプリケーションから構成され、各クライアントからフォトライブラリ全体にアクセスが可能。また、読み込んだ写真の編集や削除、追加を行うと、アカウントに同期されているどのデバイスにおいても自動的にアップデートされる。

写真編集では、「Adobe Photoshop Lightroom」と同じ写真処理エンジンをベースとしているため、デバイスを問わずに最高品質の編集結果が得られるという。露出、シャドウ、ハイライト、ホワイトバランス、鮮やかさ、明度、コントラストなどを調整が行え、10種類を超える「Looks」プリセットを適用することで、見かけをさまざまに変えることもできる。

Mac OS版のキャプチャ画像

写真共有では、最大25人までの友人や家族を写真ライブラリに無料で招待でき、Carousel対応デバイスを持っている誰もが写真の追加や調整、Looksの適用、お気に入りフラグ設定などが行える。また、Facebook、Twitter、Tumblr、および電子メールを通じた写真の共有機能も用意されている。

2012年1月31日までは59.99ドル/年または5.99ドル/月の導入特別料金で利用することができ、導入特別料金の終了後は99.99ドル/年または9.99ドル/月で提供。また、導入後30日間は無料で利用することができる。サービスの加入者は、枚数制限なしのJPEGファイルの読み込みが可能となる。サービスの詳細やアカウント作成は、CarouselのWebサイトまで。