Intersilは、耐放射線(Rad-Hard)特性を備えた単一電源動作のオペアンプ・ファミリ製品「ISL70218SRH」を発売した。

同製品はデュアル回路構成のレールツーレール出力アンプで、ダイナミックレンジを最大限に確保できるようになっている。消費電力を競合製品のおよそ半分に抑えているほか、消費電流としては、人工衛星アプリケーションにも搭載できるように、850μAとなっている。

さらに、入力ノイズ300nVp-p(0.1Hz~10Hz)という高いノイズ性能を実現している。また、入力オフセット電圧、入力バイアス電流などにおいて、優れた性能を達成、低線量率および高線量率のいずれの条件でも安定した動作が可能となっている。

なお、同製品は10ピンのセラミックフラットパックで供給され、サンプル価格は58.90ドル。人工衛星、原子力発電所設備、油田設備のほか、軍用温度範囲と耐湿パッケージを必要とするアプリケーションを対象としている。

「ISL70218SRH」