Intersilは、17A出力に対応し、デジタル電源のすべての機能を1パッケージに統合した電源モジュール「ZL9117M」を発表した。
同製品には、電源のさまざまなコンフィギュレーションがマウス操作だけで可能なPowerNavigator GUIが添付されているほか、自動補償アルゴリズムを搭載したことで、幅広い負荷に対応することが可能となっている。
また、業界標準のPMBusインタフェースを介して、電源性能をリモートでモニタリングできるとともに、基板実装後もコンフィギュレーションが可能である。
15mm×15mmサイズの薄型QFNパッケージに封止されており、77.8W/cm3(1275W/inch3)の電力密度を実現しているほか、95%の変換効率と11℃/Wの熱抵抗を実現しており、ヒートシンクあるいは冷却ファンを不要とすることができる。
さらに、複数、同製品を並列に接続するとカレントシェア機能が自動的に働き、より大電流出力を得ることも可能となっている。
なお、すでに量産出荷は開始されており、1,000個受注時の単価は19.11ドルとなっている。