Cypress Semiconductorは、次世代2.4GHz WirelessUSB Radio-on-a-Chip(RoC)「WirelessUSB NL」を発表した。

同製品は、受信感度1Mbpsで-87dBmを実現しており、これにより伝送距離が従来より長くなり、送信信号の低電力化が可能となった。また、アクティブ消費電流だけでなく、スタンバイ電流も1μA以下を実現しており、通常のマウスの使用で1年以上のバッテリ寿命を実現することが可能となっている。

さらに、周波数ドリフトを最小限に抑え、無線のロバスト性能を高める閉ループ内部アーキテクチャも備えており、このロバスト性により、伝送中のリトライが少なくなり、消費電力を抑制でき、最大255バイトのペイロード長が可能となる。

なお、同製品は、RF試験済みの24ピンQFNパッケージ(型番:CYRF8935A-24LQXC)のほか、ベアダイ(同CYRF8935A-4X14C)、およびウェハ(同CYRF8935A-4XW14C)で提供され、ベアダイおよびウェハについてはすでに量産数量で提供可能となっているほか、パッケージ製品については2011年第4四半期から量産を開始する予定としている。

Cypressの次世代2.4GHz WirelessUSB Radio-on-a-Chip(RoC)「WirelessUSB NL」