Texas Instruments(TI)は、サーバおよび通信用装置において、過電流/過電圧および短絡などへの保護を提供する電力制限機能を内蔵した、小型18Vホットスワップ・コントローラ「TPS24720」を発表した。
同製品は3mm角の標準QFNパッケージにプログラマブルのFETの安全動作領域(SOA)保護機能を内蔵することで、突入電流を最小化し、故障を発生する可能性を持つ過渡現象から負荷およびFETを保護することが可能。
また、内蔵されたプログラマブルの電流制限機能は、外付けのNチャネルMOSFETの制御および、電流モニタリング機能を提供する。さらに、電流制限スレッシュホールドを25mVに設定した場合、同程度の精度を提供する市販のデバイスと比較して、電流センス抵抗による電力損失を50%低減することが可能となっている。
入力範囲は2.5~18Vで、すでに量産出荷を開始している。1000個受注時の単価(参考価格)は1.5ドルで、「TPS247xx」ファミリとして、小型8ピンMSOPパッケージを採用した「TPS24701」「TPS24700」や「TPS24710/11/12/13」などが用意されており、いずれも量産出荷が行われている。