Analog Devices(ADI)は、9個のLED電流シンクの独立した制御が可能で、LEDシーケンスのプログラム、および低消費電流を特長とする、チャージポンプ式LEDバックライトドライバ「ADP8866」を発表した。すでに量産を開始しており、1000個受注時の単価は1.48ドルとなっている。

9個のLED電流シンクの独立した制御が可能なチャージポンプ式LEDバックライトドライバ「ADP8866」

同製品を用いることで、LEDの独立制御が可能となり、設計者はそれぞれのチャネルに対して異なる電流値をプログラミングし、それぞれ異なる時間に駆動することが可能となる。これにより、バックライト用LEDとステータスインジケータ用LEDの制御を、1個の部品で実現することができるようになるほか、プログラマブルフェードイン/アウトやブリンキングシーケンスにより、複雑なLED効果を自動生成でき、プロセッサの帯域幅や消費電力を節減することができるようになる。また、内蔵チャージポンプ回路によりゲインを自動調節し、高い効率でLEDを点灯させることが可能となる。

消費電流は待機時で1μA、自動ブリンキングシーケンス中で325μA未満となっている。また、チャージポンプ回路は1倍/1.5倍/2倍のゲインを自動選択し、効率を最大化することが可能となっている。