Infineon Technologiesは、同社のマレーシア・マラッカ工場の生産能力、研究開発の拡大、および設備の更新に対し、2011年中に1億6,000万ドルを投資することを発表した。同投資は主にエネルギー効率改善用パワー半導体の生産能力増強に使用され、マラッカ工場では2011年中に350名が新たに雇用される予定となっている。

同社の2010会計年度の売上高のうち42%は日本を含むアジア地域が占めているが、同投資により、アジアでのプレゼンス拡大、および現地市場とのより緊密な統合に向けた新たな一歩を踏み出せるようになると説明している。

なお、同社は2011年1月に中国北京にInfineon Integrated Circuits(Beijing)を設立している。こちらは、営業とマーケティング、アプリケーション研究開発、および地域本社としての機能に加え、自動車向けソリューションの技術センターとIGBTスタックの製造施設も置かれている。