Broadcomは、マイクロ波バックホールシステム用のミクスドシグナル半導体ベンダProvigentと最終的な買収合意に達したことを発表した。

すでにBroadcomはモバイル・バックホールをはじめ、広範なイーサネット・ネットワーキングソリューションをサービスプロバイダのインフラストラクチャ向けに提供しているが、Provigentの専門技術を得ることで、製品ポートフォリオが拡充されることとなり、マイクロ波バックホール機器事業に対する体制を強化することとなる。

買収金額は約3億1,300万ドルで、Provigentの全発行済み株式および株式に関するすべての権利を取得することになっている。買収取引は現金で行われる予定だが、権利不確定の従業員のストックオプションについてはBroadcomの制限付き株式をもって支払われることとなる。また、株主に支払われる対価の一部は、買収契約の条項に従い第三者に預託される。

なお、Provigentの買収費用はBroadcomの2011年度決算には計上されない。また、両社の取締役会はすでに合併に合意しており、同取引は法的要件および他の標準的な完了条件に従い、Broadcomの2011年度第2四半期中に完了する予定となっている。