民生用オーディオ技術の開発企業である米SRS Labsは、QualcommとSRSのオーディオ技術を採用したチップセット「Snapdragon」の販売に関連してライセンス契約を締結したことを発表した。

QualcommとSRSは、すでにオーディオAPI「OpenSL ES」および「OpenAL」向携帯デバイス用オーディオソリューションに関連したライセンス関係を構築しているが、今回の締結により、QualcommのデュアルコアCPUチップセット「Snapdragon」のラインナップとして、「TruMedia」、 「WOW HD」、「CS Headphone(CSHP)」、携帯ゲーム機専用3D定位技術「SRS TruGaming」などSRSのオーディオIPが組み込まれたチップを購入することが可能となる。

なお、SRSの携帯デバイス用オーディオ技術は、すでに多数のAndroidおよびWindows 7対応携帯電話に搭載され出荷されており、Qualcommでは、今回のSRSとのライセンス契約締結は、携帯マルチメディアおよびオーディオ性能に対するQualcommの強いコミットメントを表明するものと説明している。