米Spansionは、東北地方太平洋沖地震および津波による震災の救援活動として、25万ドルを赤十字社に寄付することを発表した。また、併せて地震および津波による影響に伴う同社従業員向けの食料や宿泊、輸送などの費用を補償するための追加従業員支援ファンドを設立したことも発表した。
同社では、組み立て・テスト工程は日本国外で行われており、製品供給への影響は当面、最小限に抑えられると見込んでいるが、前工程の一部をTexas Instrumentsの会津工場などに委託しており、これらの製造パートナーと協力して安定供給に向けた取り組みを行い、各パートナーを支援するとともに、状況の変化に合わせて最善策をとっていく方針としている。
なお、同社ワールドワイド・ヒューマンリソース担当シニア・バイスプレジデントのCarmine Renzulli氏は「今回の地震で被災された皆さまとご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。幸いにして、当社の従業員は全員の無事が確認されておりますが、その影響については今後も継続的に状況を監視し、従業員をはじめ、顧客企業の皆様、パートナーやサプライヤーの皆様をどのように支援できるか見極めたいと思います」とコメントしている。