米Microchip Technologyは、Bluetooth機器開発用の評価キットを発表した。このキットにはCandleDragonのdotstack Bluetooth Stackが含まれており、同社の16bit/32bit PIC及びdsPICと組み合わせることにより、現在利用している開発ツールをそのまま利用しながら迅速かつ低コストな開発が可能になると同社は述べている。

MicrochipのBluetooth Evaliuation Kit「DM183036

今回のキットに含まれるCandleDragonのdotstack Bluetooth stackはBluetooth SIGの認証を受けた製品であり、1つのMCU上で複数のプロファイルを利用することが可能である。この中にはSPP/HFPやHIDのプロファイルが既に含まれており、また近いうちに新たなプロファイルをPIC MCU用に追加することが予定されているという。

今回のキットを利用する場合、評価及び開発に際してはdotstack Bluetooth Stackを無償で利用可能であり、これはMicrochipのWebサイトから既に入手可能である。製品として量産を行う際にはStackのライセンスが必要であり、これは5,000ユニットの場合で42,50ドルからとなっている。

MicrochipのBluetooth Evaliuation Kit「DM183036」は109.99ドルで、こちらも既に入手可能となっている。このKitはMicrochipのBluetooth PICtail Plus Daughter Boardとして提供され、さらに16bitのUSB PIC24FJ256GB110と32bitのCAN/USB PIC32MX795F512Lという2つのMCUプラグインモジュールが付属する。この2つのモジュールは、dotstack Bluetooth StackとSPPプロファイルがプリプログラムされた状態で提供される。このキットを利用するためにはMicrochipのExploler 16開発ボード(DM240001)が必要であり、これは別途129.99ドルで提供される。