シャープは2月9日、店舗用スポットライトなどの光源向けに、25Wクラスで発光効率91lm/Wを実現した高出力・高演色照明用LEDデバイスを開発したことを発表した。

シャープが開発した照明用LEDデバイス「GW5DMC30M04」

同LEDデバイスは、25Wクラス品(投入電力25.9W)が色温度2700Kの「GW5DMC27M04」および同3000Kの「GW5DMC30M04」の2製品。15Wクラス品(投入電力14.8W)が色温度2700Kの「GW5DMA27M04」、同3000Kの「GW5DMA30M04」の2製品が、それぞれラインアップ。

高温特性が優れたLEDチップや蛍光体を採用することで、25Wクラスで全光束2370lm(GW5DMC30M04)と、発光効率91lm/Wを実現した。

また、4製品ともに物体の色を忠実に再現する高い演色評価数(Ra)83も達成しているほか、LED発光部を円形にすることにより、店舗で活用するための灯具の設計容易化が図られている。

なお、サンプル価格は25Wクラス品で3000円、15Wクラス品で2000円としており、2011年3月4日から月産10万個で量産を開始する計画としている。