アドビ システムズが都内にて開催したイベント「Adobe Digital Publishing フォーラム 2011」にて、日本国内の出版社による電子出版・電子書籍の最新事例が紹介された。フォーラムでは、クリエイター 大宮エリー氏が、制作中の電子書籍を紹介した。

●Adobe Digital Publishing フォーラム -国内出版社の電子書籍最新事例(1)
●Adobe Digital Publishing フォーラム -国内出版社の電子書籍最新事例(2)

脚本家、演出家、CMプランナーとして活躍する大宮エリー氏(STUDIO ellie)は、「ユーザーが文字サイズや行間を変えられるなんて面白い」と思い、本格的に電子書籍制作に取り組み始めたという。大宮氏は、フォーラムにて、現在制作中の2作品を紹介した。ひとつは「動く絵本」。これは、ページをめくることによって、絵がアニメーションする作品。もうひとつは「動く写真集」。こちらはiPadに起動したままリビングや寝室に飾っておくことができる写真集。すでに大手企業の広告が入ることが決まっているが、広告自体も作品のひとつとして捉えてデザインされているため、読者がコンテンツを楽しむ障害にはならないとのこと。発売は4~5月を予定しているとのこと。

クリエイター 大宮エリー氏