ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)は11月29日、ベクターグラフィックス描画機能と3Dグラフィックス描画機能を統合したハイブリッドIPコア「SMAPH-H」を提供することを発表した。2011年第1四半期より出荷予定となっている。

SMAPH-Hは、モバイル機器、デジタル家電、車載機器などに搭載される高性能かつ高品位のUIアプリケーション向けに機能を最適化した、OpenVG 1.1およびOpenGL ES 1.1対応のハイブリッドIPコア。同社がすでに販売を開始している、OpenVG 1.1、OpenGL ES 1.1それぞれの単体IPコアの描画性能を維持した上で共通するコンポーネントを共有化することで、回路規模と消費電力の低減を実現することが可能となっている。このため、高解像度でも画像劣化しないベクターグラフィックスのメリットと、視点の自由なコントロールや奥行きを利用した圧倒的なビジュアル演出が可能な3Dグラフィックスのメリットを併せ持つモバイル・コンシューマ向けソリューションとなっている。

また、OCP-IP、AMBA AXI標準バスインターコネクトに対応し、メモリアクセスをDDRバーストアクセスに最適化するなど、SoC設計向けアーキテクチャを採用している。