Cypress Semiconductorは、同社の静電容量タッチコントローラ「CapSens」とタッチスクリーンコントローラ「TrueTouch」を、ウェハレベル・チップ・スケール・パッケージ(WLCSP)で供給することを発表した。

WLCSPで供給される静電容量タッチコントローラ「CapSens」とタッチスクリーンコントローラ「TrueTouch」

同パッケージで提供されるのは、「CapSense CY8C207x6A-24FDXC」と「TrueTouch CY8CTMA300Eファミリ」。CY8C207x6A-24FDXCは2.2mm×2.3mm×0.4mmの30ボールパッケージを採用、最小1.7Vの動作電圧と最大25個のボタンに対するタッチセンシング機能を実現している。また、入力変数の変化を自動的に検出して調整する同社の「SmartSense」テクノロジにも対応しており、設計と製造を容易にするとともに、現場での性能を向上させることが可能となっている。

一方のCY8CTMA300Eは、3.2mm×3.2mm×0.55mmの49ボールパッケージを採用。アナログセンシングエンジンを統合しており、これによりx/y座標上の正確な位置で複数の指の動きを同時に追跡できるようになっている。素早い感知が可能で、ユーザ側は動きを遅くする必要はなく、間違った「ゴースト」応答による問題も発生しないという。また、スタイラスのサポート、ホバー検出、耐水性などの機能にも対応している。