三菱電機は4月15日、携帯電話端末に搭載する送信電力増幅器としてW-CDMA方式の3つの周波数帯(800MHz/1.7GHZ/2GHz帯)に対応したGaAs HBT(Hetero-junction Bipolar Transistor)増幅器「BA012B8」を発表した。発売は5月1日で、サンプル価格は1,000円(税別)となっている。

W-CDMA方式携帯電話端末用GaAs HBT 増幅器「BA012B8」

パッケージ寸法は、同社の2周波数帯(800MHz/2GHz帯)を1パッケージで対応可能な従来品と同様の3mm×4.5mm×1mmを実現。これにより、従来の1.7GHz帯電力増幅器1個分(3mm×3mm)の面積を削減することが可能となる。

また、隣接チャンネル漏えい電力を低く抑えることに成功しており、高速データ通信方式HSUPAに対応している。