企画立案から維持改善まで支援 - TIS

ITホールディングスグループのTISは10月26日、企業が国際会計基準(IFRS:International Financial Reporting Standards)に対応するために抱えている業務課題やシステム課題を整理し、解決策を提供する「IFRS支援サービス」を開始することを発表した。

同サービスでは、「IFRSアセスメント企画立案サービス」、「IFRSコンサルティング支援サービス」、「PMO支援サービス」、「IFRSシステム導入支援サービス」、「IFRS維持改善支援サービス」を提供する。

同サービスは、IFRSに精通した公認会計士や業務改革、IT導入・運用に豊富な実績を持つコンサルタントから構成される専門家集団により、業務やITに限らないトータルコンサルティングが行える点を特徴とする。

TISのIFRS支援サービスの仕組み

IFRS対応のポイント・決済をサポート - NECとアビームコンサルティング

NECとアビームコンサルティングは8月5日、ポイント(企業通貨)発行企業・提供企業向けに、ポイントや決済ビジネスに関するコンサルティングから製品・システム構築・導入までを支援する総合的なポイントビジネスソリューションの提供を共同で開始すると発表した。

国際会計基準(IFRS)が導入された場合、前払・後払い式支払いの会計処理が変更されるため、ポイントや決済ビジネスに要するコスト、業務負荷が増大することが予測されることなどを踏まえ、2社は今回発表したソリューションの提供を開始した。

同ソリューションは、アビームコンサルティングのビジネス支援サービス、NECの決済基盤ソフトウェア「NC7000-PS」およびシステムインテグレーションを組み合わせて提供するもの。NC7000-PSは、ポイントと決済サービスを運営する事業者に仮想通貨・複合支払いや電子財布機能などの機能を提供するプラットフォーム。

今回の連携により、IFRSのロイヤリティープログラム(IFRIC13)の会計基準の準拠に必要な会計インタフェース、事業者取引インタフェースなどを備えたポイント業界標準モデルが提供される。

協業第1弾として連結会計管理を支援 - SAPと日立コンサルティング

日立コンサルティングは7月23日、SAPジャパンと6月23日に協業契約を締結したことを発表した。両社の協業によるサービスの第1弾として、国際会計基準(IFRS)対応などで求められる連結会計管理のコンサルティングサービスから提供が開始された。

同社は6月1日より、IFRS対応サービスの提供を開始しているが、SAPとの協業により、「SAP BusinessObjects Financial Consolidation」と「SAP ERP(FCM New GL)」を活用して、日本企業がグループ各社の財務情報を収集して行う連結会計処理をIFRSに対応させるとともに処理を効率化し、多くの企業が取り組んでいる決算早期化を実現する。

IFRS適用で生じる課題・コストを診断 - ベリングポイント

ベリングポイントは4月13日、国際会計基準(IFRS:International Financial Reporting Standards )の適用によって生じる課題とコストを短期間で診断するサービス「IFRSクイックレビュー」の提供を開始したことを発表した。コンサルティング期間は1週間、価格は300万円を想定している。

同サービスは、企業がIFRSを適用する際に解決すべき課題を「業務プロセス」、「システム」、「組織」、「内部統制」、「教育制度」、「管理会計」の6つの観点から整理し、各課題の解決の方向性を検討した上で、コストの概算と緊急で対応すべき事項を提示する。また、IFRS適用のために必要な意思決定事項とその時期についても提言する。

IFRSクイックレビュー調査報告書のイメージ