オムロンは12月18日、リアルタイムで特定人物の顔を検出、照合し、画面と音で通報する商品「OKAOスキャン」を開発し、1月18日より販売を開始すると発表した。価格はオープン。
同製品は、カメラの映像から同社独自のセンサユニットで人間の顔を自動的に検出し、管理用PCにあらかじめ登録した顔画像との比較によって特定し、画面表示と音で知らせる。同社の顔センシング技術「OKAO Vision」を用いることで、登録済みの顔画像とカメラ映像内の顔画像との類似度を数値化して、人物の特定を客観的に行うことが実現されている。
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OKAOスキャンで人物を照合する画面 |
また、事前に登録する顔画像には人物情報と「お得意様」「不審者」などの種別を設定でき、その種別に応じて通報できるため、見るだけ聞くだけで、来訪者に合わせたサービスを提供することが可能だ。
同製品は、センサユニット・市販のカメラ・管理用PCから構成されるパッケージ商品のため、導入がしやすい。