半導体/FPD/太陽電池製造装置大手のApplied Materials(AMAT)は、同社が提供する薄膜太陽電池製造ライン「SunFab Thin Film Line」に太陽電池パネル製造コストの削減が可能となる次世代モジュール技術を投入したことを明らかにした。
主要プロセスの効率化により、材料費を従来比で22%削減しているほか、新材料とプロセスを利用したSunFabパネルにおいて、最大9.7%のアパーチャ面積あたり変換効率達成のIEC(国際電気標準会議)認定を取得。これにより、カスタマが追加認証の手続きをしなくても、同水準までの改善された性能のパネルを製造可能となる。
なお、IEC認証は、認証機関である「TUV InterCert」が試験を行い、SunFabで生産可能なすべてのパネルサイズの単接合、タンデム接合双方のモジュールについて認証が行われた。同認証により、同次世代技術で製造されたモジュールも従来のSunFabパネルと同様に、厳しい環境条件下における性能と安全性の基準を満たしていることが証明されたこととなる。