「ROBO-ONE サッカー」のほか、会場初の格闘大会「ROBO-ONE GATE」も開催

2007年、2008年とパナソニックセンター東京を会場に開催された小型2足歩行ロボットによるサッカー大会「ROBO-ONE サッカー」、その第3回大会が今年も開催。キーパーを含む2足歩行ロボット4台が1チームとなり、約4.8m×3mのフィールドで直径約10cmのミニボールを用いて戦った。

今回は総勢7チームが参加し、ROBO-ONE優勝者で結成されたチームや、ロボットライターによるチーム、日韓英の混合チームなど多彩な顔ぶれ。18日に予選リーグ、19日には決勝トーナメントが行なわれ、近年のホビーロボットの進化を大いに感じさせる白熱した試合が展開された。

個性あふれるロボットたちが人間顔負けの熱闘を繰り広げ、進化を感じさせた

20日には、同会場では初となる、ROBO-ONE本大会に準拠した格闘大会も開催。初心者参加もOKの「第2回 ROBO-ONE GATE」は、3分1ラウンド3KOのルールでトーナメント戦が行なわれる。また、優秀選手のみが出場できる「ROBO-ONE GP」も同時開催され、グレートキングカイザーVSダイナマイザー、アリモプレナVSモンスター、両試合の勝者による決勝戦が行なわれた。

なお、ROBO-ONE大会については、後日ショートレポートをお届けする予定だ。

「タッチ・ザ・ロボットコーナー」で操縦体験

こちらのコーナーでは、総合ラジコンメーカーの京商と、ROBO-ONEの公式オンラインショップ「ROBO-ONE SHOP」を運営するベストテクノロジーの二社が、操縦体験用の2足歩行ロボットを提供。子供たちが夢中になってロボットを操作していた。

京商はさまざまな外装の「マノイ AT-01」を用意し、プロポを操作してサッカーボールをキックする体験コーナーを設けていた。また、高橋智隆氏がデザインした「マノイ PF-01」のスケッチなども展示されていた。

さまざまな外装バリエーションのある「マノイ AT-01」

「マノイ AT-01」を操作してボールをキック!

高橋智隆氏による「マノイ PF-01」のスケッチ

一方、ベストテクノロジーは、「ROBO-ONE SHOP」で販売中の「ROBOBUILDER(ロボビルダー)」を用意。赤外線リモコンで自由に操作できるようにしていた。筆者はこのモデルが実際に動いているのを初めて見たのだが、軽量なプラスチックフレームのおかげか、実にキビキビした動作に驚かされた。キットでは5万円を切る低価格ながら全身に16自由度を持ち、相当にお買い得な印象。正直かなり物欲をそそられてしまった。

また同社では、今夏発売予定の教育用ロボット「FREEDOM Jr.III」のサンプルも展示していた。こちらは近藤科学の「KHR」シリーズに似たスタイルで、Dynamixel製のサーボを採用。C言語プログラミングによる教育用途向けのロボットキットとして販売する。

軽快な動きを見せる「ROBOBUILDER(ロボビルダー)」

紫色のバージョンは非売品で、動くたびに全身のLEDが光るイカした仕様

今夏発売予定の教育用ロボットキット「FREEDOM Jr.III」のサンプル