FreeBSD開発チームのKen Smith氏は7月7日(協定世界時)、FreeBSDの次期バージョン「FreeBSD 8.0」のベータ第1版である「FreeBSD 8.0-BETA1」の公開を発表した。同時に8.0正式リリースに向けてのスケジュールも発表されており、7月後半にリリース候補版を、そして8月31日には正式版を公開する予定となっている。

Smith氏によれば、BETA1の時点ではあるが、ABI/APIのように若干の変更を実施すべき部分を除き、とくに大きな問題となるような箇所は見られず、次期リリースに向けてしごく順調に開発が進んでいるようだ。パフォーマンスに関してもボトルネックになるような部分はほとんどないという。

同日出されたスケジュールによれば、来週7月13日にBETA2を、7月20日にBETA3を、そしてリリース候補版としてRC1を7月27日に、RC2を8月17日に公開した後にフリーズ、8月31日には晴れてFreeBSD 8.0が正式公開される予定だ。

FreeBSDのFTPサイトおよび各国のミラーサイトからi386、amd64、sparc64などの各アーキテクチャに対応したISOイメージが入手できる。なお、i386およびamd64のみ、USBメモリからブート可能なメモリスティックイメージ(memstick.img)が用意されている。