eCos is an open source, royalty-free, real-time operating system intended for embedded applications

30日(米国時間)、eCosの最新版となるeCos 3.0 finalが公開された。eCosはオープンソースソフトウェアとして公開されている組み込み向けのリアルタイムOS。GPLに例外条項を追加したeCos licenseと呼ばれるライセンスのもとで公開されている。

eCos 3.0 finalにおける主な変更点は次のとおり。

  • Cortex-M、FR30、68K/ColdFireアーキテクチャへ移植
  • CAN、I2C、SPI、フレームバッファ、ディスク、ADCインフラストラクチャに対応
  • Flashインフラストラクチャの格調
  • FATファイルシステムのサポート
  • PPP、SNTPクライアント、VNCサーバ、FreeBSD TCP/IPスタック向けにHTTPサーバを拡張
  • lwIP軽量TCP/IPスタック
  • USBシリアルファンクションドライバ
  • オブジェクトローダ
  • HAL対応強化

eCosはPOSIX互換APIとµITRON 3.0互換APIを提供しHAL、GDBデバッグ、USB、TCP/IPネットワークスタックを搭載しているほか、さまざまなハードウェアをサポートしている。コンフィグレーションシステムと呼ばれる、アプリケーションが必要とする調整を簡単に実施できる仕組みに特徴がある。